A case study of consensus building processes for the advancement of environmental collaboration
-
- Toyoda Mitsuyo
- Center for Toki and Ecological Restoration, Niigata University
Bibliographic Information
- Other Title
-
- 地域協働による保全活動の推進に向けた合意形成
- チイキキョウドウ ニ ヨル ホゼン カツドウ ノ スイシン ニ ムケタ ゴウイ ケイセイ
Search this article
Abstract
自然環境の保全を進めるうえで、多様な主体の参加と協働とはいかなる意味をもち、それらを支える合意形成とはどうあるべきなのだろうか。本稿では、新潟県佐渡市で進めてきた三つの事例を比較しながら、地域協働の保全活動推進に向けた合意形成のあり方を考察する。合意形成は、異なる意見を統合し、対立を克服するプロセスである。対立の可能性を検討するコンフリクトアセスメントから始まり、話し合いの実践、合意の形成、合意事項の実践と進む。それぞれの段階において、あるいは現場の状況に応じて、考慮すべきことが変化する。特に、「参加」というものをどのように理解するかということが、合意形成の質に大きく影響する。本稿では、市民参加の異なる捉え方を踏まえ、話し合いの場のデザインやプロセス設計の具体的考慮点と工夫を事例から分析し、協働という深い参加を実現するための合意形成に必要な視点を示す。
Journal
-
- JAPANESE JOURNAL OF ECOLOGY
-
JAPANESE JOURNAL OF ECOLOGY 67 (2), 247-255, 2017
The Ecological Society of Japan
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204291279104
-
- NII Article ID
- 130005893367
-
- NII Book ID
- AN00193852
-
- ISSN
- 2424127X
- 00215007
-
- NDL BIB ID
- 028443718
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
-
- Abstract License Flag
- Disallowed