性的対立による進化 : その帰結の一つとしての種分化(<特集>種分化における性選択と性的対立)
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- 林 岳彦
- 国立環境研究所環境リスク研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Evolution and speciation by sexual conflict(<Feature>Sexual selection and sexual conflict in speciation)
- 性的対立による進化--その帰結の一つとしての種分化
- セイテキ タイリツ ニ ヨル シンカ ソノ キケツ ノ ヒトツ ト シテ ノ シュ ブンカ
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説明
性的対立とは、繁殖にかかわる事象を巡るオスメス間での利害の対立を指す。性的対立は繁殖形質における軍拡競争の原因となり、その結果として集団間の急激な繁殖隔離(種分化)を引き起こす可能性が示唆されている。本総説では、まず性的対立説についての概説を行い、次いで性選択理論としての性的対立説の特徴について古典的性選択理論(ランナウェイ説、優良遺伝子説)との比較をしながら整理を行う。さらに、性的対立説が引き起こす進化的帰結について理論的な観点から整理し、性的対立説と種分化の関係について議論する。
収録刊行物
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- 日本生態学会誌
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日本生態学会誌 59 (3), 289-299, 2009
一般社団法人 日本生態学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204292102016
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- NII論文ID
- 110007503974
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- NII書誌ID
- AN00193852
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- ISSN
- 2424127X
- 00215007
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- NDL書誌ID
- 10519387
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可