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- 西田 隆義
- 滋賀県立大学環境科学部環境生態学科
書誌事項
- タイトル別名
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- An overview of reproductive interference in ecological contexts(<Feature 2>Reproductive interference and ecological communities)
- 総括
- ソウカツ
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説明
生物の分布と個体数を、生物間の相互作用によって統一的に説明することは生態学のもっとも基本的な目標である。しかし、資源競争説が徐々に衰退するにつれ、統一的な説明のみこみは低下し続けているようだ。本論文では、近縁種間に潜在的にある繁殖干渉を説明の第一原理として取り込むことにより、分布、生息場所選択、ニッチ分割、競争排除、外来種による近縁在来種の急速な駆逐など、資源競争では説明が困難であった多様な生態現象が統一的に説明できることについてのべる。そして、過去の研究においてなぜ繁殖干渉がほとんど見逃されてきたかについて、資源競争や交雑の効果と比較検討することにより考察する。
収録刊行物
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- 日本生態学会誌
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日本生態学会誌 62 (2), 287-293, 2012
一般社団法人 日本生態学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204293046912
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- NII論文ID
- 110009488965
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- NII書誌ID
- AN00193852
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- ISSN
- 2424127X
- 00215007
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- NDL書誌ID
- 024731688
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可