書誌事項
- タイトル別名
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- ざ瘡に対するRoxithromycin(ルリッド<SUP>®</SUP>)の有用性
説明
新しい経口マクロライド系抗生剤roxithromycin(ルリッド®錠: RXM)のざ瘡に対する治療効果を検討した。14歳より35歳までの成人63例(男性8例, 女性55例)に300mg/日, 4週間の連続投与を行い, 全般改善度において66.1%の改善率を得た。副作用は2例(3.2%)に認められ, 上腹部痛と顔面のむくみであり, いずれも軽微なもので重篤なものは認められなかった。病変部の分離菌検査を行ったところ, 41例より細菌を検出した。検出菌は主に, S. epidermidis(73.2%)とP. acnes(53.7%)であった。後者のMICを測定した結果, MIC80 0.135μg/mlであった。以上の結果は, RXMがざ瘡治療の第一選択薬として有用であることを示唆する。
収録刊行物
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- 西日本皮膚科
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西日本皮膚科 55 (6), 1136-1140, 1993
日本皮膚科学会西部支部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204298155904
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- NII論文ID
- 130004473945
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- ISSN
- 18804047
- 03869784
- http://id.crossref.org/issn/03869784
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可