学校定期健康診断におけるアトピー性皮膚炎の調査

書誌事項

タイトル別名
  • A Statistical Study on Atopic Dermatitis at a Periodic Health Examination for Kindergarden and School Children.

抄録

弘前市内の某幼稚園, 小学校, 中学校の定期健康診断時にアトピー性皮膚炎(AD)の調査を行った。ADの診断は日本皮膚科学会学術委員会の診断基準を参考にして, そう痒, 慢性反復性の経過, 湿疹病変および独特の皮疹の分布の4つを満たすものとした。ADの有無の他, 本人および家族のアレルギー性疾患の有無, 乾燥皮膚, 白色丘疹, 白色描記症, 同胞数とその順位および身長, 体重を調査した。その結果, ADの有症率は, 3∼5歳 12.1%, 6∼7歳 9.0%, 8∼9歳 13.7%, 10∼11歳 15.1%, 12∼13歳 9.2%, 14∼15歳 6.8%で, 3歳から15歳までの平均は10.5%であった。ADでは, 本人または家族に喘息の合併が有意に多く, 乾燥皮膚, 白色丘疹, 白色描記症の保有率が有意の高率であることを確認した。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 56 (6), 1187-1191, 1994

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (4)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204298621568
  • NII論文ID
    130004474022
  • DOI
    10.2336/nishinihonhifu.56.1187
  • ISSN
    18804047
    03869784
    http://id.crossref.org/issn/03869784
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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