ケトコナゾールの白せん,とくに深在性白せんに対する臨床効果
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- ケトコナゾールの白癬, とくに深在性白癬に対する臨床効果
- ケトコナゾール ノ ハクセン トクニ シンザイセイ ハクセン ニ タイスル リ
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真菌症に対して種々の抗真菌剤が開発·使用されているが, 抗菌スペクトラムが広範囲で, 経口投与が可能な薬剤は数少ない。今回, われわれは白癬12例(浅在性白癬8例, 深在性白癬4例)に対してケトコナゾール(KW-1414)を投与し, その効果を検討した。結果は著効9例(足白癬1例, 股部白癬1例, 体部白癬3例, 白癬菌性毛瘡1例, ケルスス禿瘡3例), 有効0例, やや有効2例(足白癬2例), 無効1例(足白癬1例)で, 有効以上の有効率75.0%, やや有効以上を有効とした場合の有効率は91.7%であつた。副作用は他疾患合併症例で発疹が出現し, 薬疹を疑い投与していた他剤と共に中止した1症例だけで, 全例に施行した一般検査成績では肝機能障害などみられなかつた。ケトコナゾールは深在性白癬にその適応があると考えた。
Journal
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- Nishi Nihon Hifuka
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Nishi Nihon Hifuka 45 (5), 890-893, 1983
Western Division of Japanese Dermatological Association
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204299153536
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- NII Article ID
- 40002796333
- 130004472932
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- NII Book ID
- AN00183881
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- ISSN
- 18804047
- 03869784
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- NDL BIB ID
- 2642499
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL Search
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed