全身の色素沈着を認めた銀皮症の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Generalized Argyria
  • 症例 全身の色素沈着を認めた銀皮症の1例
  • ショウレイ ゼンシン ノ シキソ チンチャク オ ミトメタ ギン ヒショウ ノ 1レイ

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説明

73歳,女性。初診の8ヶ月前,顔面中央に青灰色の色素沈着が出現し,次第に体幹,手掌に拡大した。受診時,顔面,胸部,上背部,両手掌外側に青灰色の色素沈着を認めた。病理組織学的に汗腺や毛包周囲に黒褐色粒子の沈着を多数認めた。詳細な問診により初診の3ヶ月前まで約3年間,口内炎に対して連日硝酸銀を含む口腔含嗽液を使用していたことが判明し,銀皮症と診断した。診断後,外来にて3年間の経過観察を行っているが全身の色素沈着は軽快していない。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 71 (1), 17-20, 2009

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (47)*注記

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