-
- 皆川 洋子
- 九州大学大学院医学系研究科ウイルス学分野
書誌事項
- タイトル別名
-
- The Effects of Topical Applications of Vidarabine Cream in Mice Inoculated Intradermally with Acyclovir-resistant Herpes Simplex Virus-2.
この論文をさがす
説明
Acyclovir(ACV)耐性単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)を経皮的に感染させたマウスを用いて, vidarabineクリームの効果をvidarabine軟膏およびクリーム基剤(placebo)と比較検討した。HSV-2側腹部皮内接種マウスにおいて, vidarabineクリームを塗布した群は, 対照群(薬剤非投与群およびクリーム基剤を塗布した群)と比較して, 死亡率に有意な低下がみられた。また, vidarabineクリーム群およびvidarabine軟膏群は, 対照群と比較して生存期問の有意な延長が認められた。一方, vidarabineクリーム群とvidarabine軟膏群の間には, 死亡率, 生存期間および帯状皮疹形成率のいずれにおいても有意な差は認められなかった。なお, 薬剤非投与群とクリーム基剤群の間には, 死亡率, 生存期間および帯状皮疹形成率のいずれにおいても有意な差は認められなかった。以上の結果から, ACV耐性HSV-2の経皮的感染マウス実験系において, vidarabineクリームには, vidarabine軟膏と同等の効果があると結論された。
収録刊行物
-
- 西日本皮膚科
-
西日本皮膚科 61 (6), 770-774, 1999
日本皮膚科学会西部支部
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204300322304
-
- NII論文ID
- 10019141086
-
- NII書誌ID
- AN00183881
-
- ISSN
- 18804047
- 03869784
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可