眼瞼部悪性腫瘍の形成外科的治療

書誌事項

タイトル別名
  • Surgical Treatment of Eyelid Carcinoma
  • Surgical treatment of eyelid carcinoma. A review of data on nine surgically treated patients.
  • —A Review of Data on Nine Surgically Treated Patients—
  • —最近2年間における自験9例を中心に—

説明

最近2年間に経験した眼瞼部の悪性腫瘍9例(基底細胞癌4例, 脂腺癌5例)の形成外科的治療について報告した。腫瘍発生部位は上眼瞼, 内眼角部, 外眼角部, 眼瞼全周囲の各2例と下眼瞼1例であり, 眼瞼全周囲のうち1例は耳前部および頸部リンパ節転移をきたした。発生部位により再建法をかえ, 上眼瞼再建には下眼瞼(switch flap), 下眼瞼再建には頬部皮弁(rotation flap), 内眼角再建には前額正中皮弁, 外眼角再建には側頭皮弁, 眼瞼全周囲には額皮弁を利用し, 口腔粘膜移植あるいは鼻中隔の軟骨·粘膜複合移植を裏打ちとして用いた(うち眼球摘出術と眼窩内容除去術を施行した各1例を含む)。いずれも観察期間が短いので予後の検討は十分でないが, 現在まで脂腺癌の1例を除き腫瘍の再発はなく経過良好である。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 48 (6), 1088-1093, 1986

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (7)*注記

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204300360704
  • NII論文ID
    130004695119
  • DOI
    10.2336/nishinihonhifu.48.1088
  • ISSN
    18804047
    03869784
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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