Plantar Fibromatosisの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Plantar Fibromatosis.

この論文をさがす

抄録

症例は61歳の男性。既往歴として糖尿病と高血圧があり内服加療中。初診の約20年前に左足底の胼胝を切除。3年前より同部に圧痛のある皮疹が出現し,その後両足底に同様の皮疹が多発した。皮疹は拇指頭大から鶏卵大の常色結節で,足趾に拘縮はなく,手指に皮疹はない。組織は真皮から腱膜に連続する,境界明瞭な線維芽細胞と線維成分より成る腫瘍塊で,本症をplantar fibromatosisと診断した。周囲の腱膜を含めて腫瘍塊を切除し皮弁形成及び全層植皮術を施行した。本症の成因として糖尿病の関与が示唆された。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 62 (4), 489-492, 2000

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (45)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ