Simple Needle Manometer 法で早期診断したハブ咬症によるコンパートメント症候群の1例

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タイトル別名
  • Early Onset of Acute Compartment Syndrome Diagnosed by a Simple Needle Manometer Technique
  • 症例 Simple Needle Manometer法で早期診断したハブ咬症によるコンパートメント症候群の1例
  • ショウレイ Simple Needle Manometerホウ デ ソウキ シンダン シタ ハブコウショウ ニ ヨル コンパートメント ショウコウグン ノ 1レイ

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抄録

患者は 66 歳,女性。自宅の家屋内でハブに右足を咬まれた。右足内側の受傷部には 1 個の牙痕がみられ,激痛を訴えていた。受傷 3時間後には有痛性の腫脹は右足背から右下腿に広がり CPK も上昇した。 Simple needle manometer 法での筋区画内圧を測定したところ 70 mmHg(正常値 0~8 mmHg)と著明に上昇しており,コンパートメント症候群と診断した。直ちに減張切開術を行い,筋壊死による後遺症や腎障害を回避することができた。Simple needle manometer 法による筋区画内圧測定法は簡便で,蛇毒咬症を含めたコンパートメント症候群の早期診断に有用である。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 76 (5), 454-458, 2013

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (2)*注記

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