頭頂部, 背部に病変を認めた多発性悪性黒色腫の 1 例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Multiple PrimaryMelanoma
  • 症例 頭頂部,背部に病変を認めた多発性悪性黒色腫の1例
  • ショウレイ トウチョウブ,ハイブ ニ ビョウヘン オ ミトメタ タハツ ショウワルセイ コクショク シュ ノ 1レイ

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抄録

44 歳,女性。前医で頭頂部の黒色結節を切除され,悪性黒色腫と診断されたため当科を受診した (pT4aN0M0, stage IIB)。その 2 年後に出現した背部の黒色結節を切除生検したところ悪性黒色腫であったため,拡大切除とセンチネルリンパ節生検を行った (pT3bN1aM0, stage IIIB)。背部の病変は epidermotropic metastatic malignant melanoma の組織学的診断基準を満たさず,原発性の悪性黒色腫と考えられた。多発性悪性黒色腫の本邦報告例は少なく,慎重な経過観察が必要と考えられた。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 75 (5), 425-428, 2013

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (16)*注記

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