手作りの測機で身近な気象を観測し新事実に挑む参加型科学プロジェクト--素朴な科学への挑戦

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  • 手作りの測機で身近な気象を観測し新事実に挑む参加型科学プロジェクト : 素朴な科学への挑戦(ヘッドライン:新世紀型理数科系教育の展開研究II)
  • テヅクリ ノ ソクキ デ ミジカ ナ キショウ オ カンソク シ シン ジジツ ニ イドム サンカガタ カガク プロジェクト ソボク ナ カガク エ ノ チョウセン

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Abstract

身の回りの素材を利用して気象観測用の装置を製作し,京都市内の気温分布を高密度に測定した。観測機器は通常の気象観測機器と比べて一桁安く,高校生でも製作可能である。これを用いて京都市内約40点での同時連続観測を行い明瞭なヒートアイランド現象を確認した。さらに,ヒートアイランド強度が最大になる時刻は,一般に言われている夜明け前ではなく日没後であること,また,雲の出現によって夜間の郊外では気温が一時的に上昇することなど,これまで知られていなかった現象を発見した。これらのことから,京都のヒートアイランド現象には人口廃熱より,都市部のビルなどによる熱容量の増加が大きく効いていることがわかった。

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