漆(うるし)を材料として化学する(ヘッドライン:高耐久性と修復技術のサイエンス)

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タイトル別名
  • 漆(うるし)を材料として化学する
  • ウルシ(ウルシ)オ ザイリョウ ト シテ カガク スル

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抄録

漆器や伝統工芸品,神社仏閣などで目にすることが多い漆だが,素材の性質としては「天然の塗料」,「漆かぶれ」などが知られているところだろうか。日常生活で目にする機会が減った現代では無理のないことだろう。漆は,縄文時代の遺跡から発見されるほどの耐久性があり,究極の黒色を「漆黒」と呼び,英語で「japan」というほどの日本の代表的な高級輸出品だった。多くの工芸作品は修復されながら現代に受け継がれてきている。また,漆塗膜に抗菌性があることも分かっている。ここでは,そんな"面白い素材"を化学することで生まれた新しい材料や取り組みを解説する。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 62 (6), 272-275, 2014

    公益社団法人 日本化学会

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