航空機の軽量化を支える炭素繊維複合材料(<シリーズGSC>低炭素・循環型社会を先導するGSC-持続可能な社会を目指す化学技術の過去・現在・未来-)

書誌事項

タイトル別名
  • 低炭素・循環型社会を先導するGSC--持続可能な社会を目指す化学技術の過去・現在・未来 航空機の軽量化を支える炭素繊維複合材料
  • テイタンソ ジュンカンガタ シャカイ オ センドウ スル GSC ジゾク カノウ ナ シャカイ オ メザス カガク ギジュツ ノ カコ ゲンザイ ミライ コウクウキ ノ ケイリョウカ オ ササエル タンソ センイ フクゴウ ザイリョウ

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抄録

「軽くて強い」炭素繊維複合材料は,環境・資源問題への関心の高まりから,航空機構造の標準材料としての地位を築きつつある。思えば,ライト兄弟が人類ではじめて動力飛行に成功した「フライヤー」号の主構造は,木製の骨組みに麻布を貼り,硫酸セルロースを塗った複合材料でできていた。その後,金属構造が主流となったが,歴史的な変遷を経て,航空機構造は繊維強化複合材料に回帰したとみることができる。ここでは,日本発・世界シェア70%の炭素繊維を使った炭素繊維複合材料について,その特徴を中心に紹介する。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 59 (4), 226-229, 2011

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (7)*注記

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