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- 熊本 卓哉
- 武蔵野大学薬学部
書誌事項
- タイトル別名
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- 化学の力で古代の食事の謎を解き明かす
- カガク ノ チカラ デ コダイ ノ ショクジ ノ ナゾ オ トキアカス
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抄録
古代遺跡における土器などの人工物に付着している有機物質は食品,薬,染料,接着剤,飲料などの様々な日常品の準備や利用,プロセスの結果である。これらの試料は,安定同位体比に基づく年代測定や,様々な食品などの定性的な同定などに用いられてきたが,残存量がごく微量であるため,より詳細な分析を行うことに困難が伴った。近年,微量物質の分析法が飛躍的に進歩し,このような微量の残存物質でも分析を行うことが可能になってきた。本稿では,土器に付着している残存する脂質を分析することで,その当時の食生活を明らかにする試みについて紹介する。
収録刊行物
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- 化学と教育
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化学と教育 61 (6), 272-277, 2013
公益社団法人 日本化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204306358144
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- NII論文ID
- 110009615704
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- NII書誌ID
- AN10033386
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- ISSN
- 24241830
- 03862151
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- NDL書誌ID
- 024717376
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可