消毒薬としてのポビドンヨード(ヘッドライン:ヨウ素の化学)

  • 八代 純子
    Meiji Seikaファルマ株式会社感染・免疫・腫瘍領域部
  • 篠原 圭美
    Meiji Seikaファルマ株式会社くすり相談室

書誌事項

タイトル別名
  • 消毒薬としてのポビドンヨード
  • ショウドクヤク ト シテ ノ ポビドンヨード

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説明

感染対策の手段の一つとして消毒がある。本稿では,消毒薬として使用されている有効成分のうち,ポビドンヨードについて,基礎的な性質(化学的性質,抗微生物作用)から臨床使用における医薬品としての性質までを紹介する。ポビドンヨードが消毒効果を示す作用の本体はヨウ素であり,ヨウ素の強酸化作用により幅広い抗微生物作用を発揮する。ポビドンヨードを有効成分とする製剤としては,医療現場で扱う医療用医薬品,薬局・薬店で販売している一般用医薬品があり,さらに動物用・水産用の領域でも医薬品として販売されている。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 63 (5), 224-227, 2015

    公益社団法人 日本化学会

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