石油利用の今昔(石油利用の化学技術)

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タイトル別名
  • 石油利用の今昔
  • セキユ リヨウ ノ イマムカシ

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抄録

20世紀の物質文明とエネルギーを支えた石油の役割は時とともに大きく変化したが, その背景には自動車や航空機などの動力機関の変遷があり, これらの産業の躍進が石油精製と石油化学の技術革新の動機となった。安価で豊富な石油の恩恵は計り知れぬほど大きいが, 一方で石油を含むエネルギー消費の増大は資源の枯渇と地球環境の破壊の危機をもたらしつつある。石油資源の探査活動の強化, 石油の特性を活かした賢明な利用と節約, 石油代替資源の開発, 利用技術の進歩などが期待されるが, 化石資源多消費型文明は早晩その限界を迎えよう。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 46 (3), 140-147, 1998

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (5)*注記

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