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- 林 良重
- 富山大学
書誌事項
- タイトル別名
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- 『Seimi Kaiso』 and Yoan UDAGAWA
- 舎密開宗と宇田川榕菴
- セイミ カイソウ ト ウダガワ ヨウアン
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説明
本稿は, 日本最初の体系的化学であり, その体系性と規模において, 江戸時代最大の自然科学書である『舎密(せいみ)開宗(かいそう)』の種本, 特徴, 後世に及ぼした影響と, 著者宇田川(うだがわ)榕菴(ようあん)の人となり, 物質観, 独創性について述べたものである。いわゆる蘭学の一部として舎密(セイミ)という名で呼ばれた化学を, 榕菴が, 器具も薬品もなく, たまたま手に入ったオランダの書物をたよりに, どのように実験・観察を行い, しかもシーボルト事件, 蛮社の獄といった嵐の中で『舎密開宗』を書き続けたかを化学教育の立場から記述した。
収録刊行物
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- 化学と教育
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化学と教育 37 (5), 462-466, 1989
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204308297728
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- NII論文ID
- 110001826930
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- NII書誌ID
- AN10033386
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- ISSN
- 24241830
- 03862151
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- NDL書誌ID
- 3251807
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可