フェノール : 工業的製造法の推移(社会の土台を作る基礎化学製品 11)

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タイトル別名
  • 社会の土台を作る基礎化学製品(11)フェノール--工業的製造法の推移
  • シャカイ ノ ドダイ オ ツクル キソ カガク セイヒン 11 フェノール コウギョウテキ セイゾウホウ ノ スイイ

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説明

フェノールは色々な樹脂や医・農薬の原料となっており, まさに現代社会の土台を作る基礎化学製品の一つと言える。その製造方法に関しては, フェノールが見出された約160年前から現在まで, 様々な方法が考えられてきた。現在ではベンゼンからクメンを経由してフェノールを製造する, いわゆる「クメン法」が一般的であるが, 副生物であるアセトンの需給バランスに関する問題も秘めている。製造方法の歴史を振り返ると, 改良の積み重ねと技術の進歩が著しいが, 更なる改良と共に, 『夢の触媒反応の一つ』とも言われている「ベンゼン直接酸化法」を実現しようという努力が継続的に行われている。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 47 (6), 396-400, 1999

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (12)*注記

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