超分子ポリマーの設計と合成(超分子の化学)

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タイトル別名
  • 超分子ポリマーの設計と合成
  • チョウブンシ ポリマー ノ セッケイ ト ゴウセイ

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抄録

原子と原子が結合して分子ができるように分子と分子とが分子間の相互作用によって複合体を形成する。この分子の複合体を超分子という。多数の分子が分子間相互作用によって分子集合体を形成すると超分子ポリマーとなる。従来, 高分子化合物は共有結合でできた分子とされてきた。しかし, 生体内ではタンパク質や核酸のような生体高分子がさまざまな非共有結合で結合し, 超分子ポリマーを形成している。超分子ポリマーは弱い分子間相互作用で形成されているために生物が示す自己複製や自己修複など種々の興味ある性質を発現する。本稿では合成した分子を用いてさまざまな超分子ポリマーを設計し, 構築する研究を紹介する。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 50 (2), 86-88, 2002

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (4)*注記

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