書誌事項
- タイトル別名
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- Reciprocal effects of communication, group identification, and shared cognition in simulated gaming
- コミュニケーション シュウダン ドウイツシ キョウユウテキ ニンチ ノ サイキテキ ナ キョウカ カテイ ノ カイメイ
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抄録
本研究は,時系列的な観点から,集団内でのコミュニケーション,集団同一視,共有的認知の知覚の関係性について検討することを目的とした。データは,仮想世界ゲーム(SIMINSOC)の参加者269人が3度にわたって回答した質問紙から得た。共分散構造分析の結果,集団内でのコミュニケーションは集団同一視を増加させ,それが共有的認知を高めることが示された。また,コミュニケーションにより形成された集団同一視は,その後のコミュニケーションを促進させていた。これらの結果は,コミュニケーションと集団同一視が他方を高め,それが強固な共有的認知の形成に寄与するという再帰的な強化関係の存在を示唆している。最後に,この強化関係が協力行動や意思決定の集団極化などの集団過程にどのような影響を及ぼすのかについて議論した。<br>
収録刊行物
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- 実験社会心理学研究
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実験社会心理学研究 50 (1), 117-127, 2010
日本グループ・ダイナミックス学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204318840576
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- NII論文ID
- 130000303107
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- NII書誌ID
- AN00104794
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- ISSN
- 13486276
- 03877973
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- NDL書誌ID
- 10775826
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可