Acropyga属(ミツバアリ属)の東アジア産種

書誌事項

タイトル別名
  • The East Asian Species of the Ant Genus Acropyga Roger, 1862 (Hymenoptera : Formicidae : Formicinae)

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説明

Acropyga属(ミツバアリ属)の東アジア産の種を分類学的に総括した.本地域から3新種を含む10種を認めた.亜属単位で見ると,Acropyga亜属のものが1種,Rhizomyrma亜属のものが6種,Atopodon亜属のものが3種であった.新種として記載したAcropyga(Rhizomyrma)guangxiensis sp.nov.は大あごに4歯を持ち,触角は11節からなり,後胸溝は明瞭に刻まれることと,1個の個眼のみからなる小さな眼を持つことで特徴づけられる.Acropyga(Rhizomyrma)septemstruma sp.nov.は,7節からなる触角,眼を欠くこと,小形のサイズ(体長1.3mm)によって容易に他種と区別される.Acropyga(Rhizomyrma)yunnanensis sp.nov.はA.(R.)guanxiensis sp.nov.に最も類似するが,後胸溝は弱く刻まれ,眼は4個の個眼からなることによってguanxiensisと区別される.Acropyga(Acropyga)acutiventris ROGERを今回中国(香港)から初めて記録し,東アジア産種の検索表をあわせて提供した.

収録刊行物

  • Edaphologia

    Edaphologia 70 (0), 21-32, 2002

    日本土壌動物学会

参考文献 (30)*注記

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