農耕地における効率的なミミズ採取法の検討

  • 金田 哲
    農業環境技術研究所
  • 野崎 真奈
    農業環境技術研究所:(現)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所,環境保全研究センター,
  • 藤井 芳一
    農業環境技術研究所:(現)人間環境大学環境教育センター

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of sampling method for earthworm community in agricultural land
  • ノウコウチ ニ オケル コウリツテキ ナ ミミズ サイシュホウ ノ ケントウ

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説明

日本の農耕地において掘り取りによるミミズの群集調査が効率良く行えるよう,サンプリング手法(掘り取りの深さと採取時間)を検討した.掘り取り調査は,日本の農耕地土壌で優占する火山灰土と非火山灰土で行った.調査の結果,深さ50cmまで掘り採るところを30cmまでにすることで,出現種数をわずかに減少(平均で0.33種数減少)させたが,バイオマスは90%以上のミミズを採取出来た.採取時間は,25cm×12.5cm×10cmの体積の土に対し6分で処理することで90%以上のミミズバイオマスが採取出来た.

収録刊行物

  • Edaphologia

    Edaphologia 90 (0), 25-30, 2012

    日本土壌動物学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (13)*注記

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