書誌事項
- タイトル別名
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- Self-enhancing self-presentations on the development of friendships and self-esteem: An Actor Partner Interdependence Model analysis for longitudinal and dyadic data of freshmen
- ダイガク シンニュウセイ ノ ジコ コウヨウテキ ジコ テイジ ガ ユウジン カンケイ ノ ケイセイ ト ジソンシン ニ オヨボス エイキョウ : APIM オ モチイタ ペア ジュウダン データ ノ ブンセキ
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説明
<p>本研究では,大学新入生の友人に対する自己高揚的自己呈示が,その後の友人からの評価,関係満足感,及び自尊心に与える影響を検討した。調査参加者は4度の縦断的調査(4月,5月,6月,7月)に同性の友人とペアとなり,質問紙への回答を行った。232名(116組,男性134名,女性98名)を分析対象者とした。Actor-Partner Interdependence Model(APIM)を用いて,5月に友人に対して自己高揚的自己呈示を行うことが,6月の相手からの実際の評価やその評価の推測を介して,7月の関係満足感や自尊心に与える影響を検討した。分析の結果,友人に対して有能さと親しみやすさの自己呈示を行っているほど,友人からポジティブな評価を得ていると認知し,関係満足感および自尊心が高いというActor効果がみられた。また,親しみやすさの自己呈示を行っているほど,実際に友人からポジティブな評価を得ており,その後の友人の関係満足感も高いというPartner効果もみられた。つまり,親しみやすさの自己呈示は,自己呈示を行った本人と友人の双方の関係満足感の高さに影響していた。大学新入生が友人に対して自己高揚的自己呈示を行うことの有益さについて議論を行った。</p>
収録刊行物
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- 実験社会心理学研究
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実験社会心理学研究 56 (2), 175-186, 2017
日本グループ・ダイナミックス学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204321279232
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- NII論文ID
- 130005628094
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- NII書誌ID
- AN00104794
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- ISSN
- 13486276
- 03877973
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- NDL書誌ID
- 028116058
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可