リング型創外固定術に対する足底装具の有効性
書誌事項
- タイトル別名
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- The orthotic effect on the patients using a ring type external fixator
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説明
<p>リング型創外固定術後の理学療法は,踵骨へのワイヤー刺入部痛が荷重や歩行を妨げる一因となる。我々はこの痛みを解決する新しい足底装具を考案し,その効果を検討した。対象は,足関節周辺の障害に対して創外固定術を施行した患者7例であった。我々が考案した足底装具は,尖足予防ベルト,ロッカーボトム, ワイヤー刺入部下方の側壁のみ削るという構造であった。裸足と装具の2条件で疼痛評価テスト(NRS)と荷重率(最大荷重量/体重),10m歩行時間を計測した。結果は,NRSや荷重率,10m歩行時間の全ての項 目で装具群が裸足群より有意に改善した。本研究で用いた足底装具は,踵部脂肪体の形状維持に寄与し,荷重痛を軽減させた可能性がある。今回作製した新しい足底装具は,創外固定の最大の利点である早期荷重や歩行を獲得させた。</p>
収録刊行物
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- 東北理学療法学
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東北理学療法学 29 (0), 102-105, 2017
公益社団法人 日本理学療法士協会 東北ブロック協議会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204327096320
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- NII論文ID
- 130006077940
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- ISSN
- 21895686
- 09152180
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可