超音波振動援用による高性能ホーニング加工法の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of high-performance honing with ultrasonic vibration
  • 超音波振動援用による高性能ホーニング加工法の開発 : 半径方向振動発生装置の開発と評価
  • チョウオンパ シンドウ エンヨウ ニ ヨル コウセイノウ ホーニング カコウホウ ノ カイハツ : ハンケイ ホウコウ シンドウ ハッセイ ソウチ ノ カイハツ ト ヒョウカ
  • -Development and evaluation of radial vibration system-
  • —半径方向振動発生装置の開発と評価—

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抄録

機械の構成要素は大小さまざまな円筒穴を有し,これら内面の高精度・高能率加工の進展は,機械の性能および生産性の向上に不可欠である.本研究の目的は,砥石部分をパイプ・スリット構造としたホーニング砥石ツールを用いて,振動子が発する軸方向の超音波振動を砥石半径方向のたわみ振動に変換し,これを砥石の切込み運動として活用した新しい高性能ホーニング加工装置および方法を開発することである.本加工装置は,搭載する工作機械に特別な切込み機構を設けることなく,超音波振動の振幅を制御することによってμmオーダの内径寸法の調整を行うことができる.本報告では,開発装置の概要と基本性能評価のために行った実験結果について述べる.主な結果は以下の通りである.焼入れ鋼のホーニング加工において,砥石半径方向振動の振幅変化に対応した寸法生成量が得られることから,開発装置は円筒穴に対する寸法調整機能を有することが確認された.また,この装置および方法は仕上げ面性状の向上にも効果が認められるなど,ホーニング加工の高性能化に寄与することが示された.

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