ガラス板への高品位通り穴加工を目的とした小径ダイヤモンド電着工具の開発

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タイトル別名
  • Development of electroplated diamond tool for fracture size minimization in miniature drilling of glass plate
  • ガラスイタ エ ノ コウヒンイ ドオリ アナカコウ オ モクテキ ト シタ ショウケイ ダイヤモンド デンチャク コウグ ノ カイハツ

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抄録

本論文は,ガラス板への小径通り穴加工において,穴縁周りの欠けを小さく抑える工具形状についての検討を行うとともに工具の開発を行った.穴縁に生じる欠けの大きさは工具先端の形状と切りくずの排出性能に関係した.得られた知見から,著者らは工具穿孔部が他に類を見ない形状を持つ小径ダイヤモンド電着工具を開発し,この工具の有効性を調査した.本工具の特長的な点は,工具先端部が半球状であることと穿孔部がストレート面をもつことである.工具先端部を半球形状にすることで,穴は徐々に繰り広げられるような加工となる.この形状により,加工抵抗の急激な変化は抑えられるため,欠けは小さくなった.すなわち,穴径に相当するほどの大きな欠けや割れは抑制できた.そして,ストレート面は切りくずを排出する役目を担い,切りくずの付着を抑制した.本工具1本のみを使用した通常のドリリングサイクルでの穴加工を可能とした

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