軸方向振動方式による異形管内面の磁気援用加工法に関する研究―振動重畳による角管内面の平滑化促進効果とその加工メカニズム―

書誌事項

タイトル別名
  • Study of a new precision finishing process for inside surface of square tube using axial vibration system-Effects of square tube surface finishing on the vibration super position and its finishing mechanism-
  • ジク ホウコウ シンドウ ホウシキ ニ ヨル イケイ カンナイメン ノ ジキ エンヨウ カコウホウ ニ カンスル ケンキュウ シンドウ チョウジョウ ニ ヨル カク カンナイメン ノ ヘイカツカ ソクシン コウカ ト ソノ カコウ メカニズム
  • Effects of square tube surface finishing on the vibration super position and its finishing mechanism
  • -振動重畳による角管内面の平滑化促進効果とその加工メカニズム-

この論文をさがす

抄録

本研究では,磁極振動方式と工作物振動方式の加工特性の差異を明らかにしている.すなわち,磁極を振動させて角管を固定する方式と工作物を振動させて磁極を固定する方式について,鉄粉混合磁性砥粒を用いて黄銅角管の内面研磨を行った.従来の磁気援用加工法は,工作物か磁極のいずれかを回転させて研磨を行ってきている.しかし,角管は回転すると内側の隅部に研磨材が入り込み研磨が阻害される.そこで新たな軸方向振動方式を提案した.実験の結果,磁極を振動させる方式よりも工作物を振動させた場合の表面粗さは,振動数19Hz,振幅3mmにおいて0.023μm Raとなり約1.4倍の表面粗さに改善することが可能となった.

収録刊行物

参考文献 (6)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ