皮膚転移を生じた多発性骨髄腫の1例

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タイトル別名
  • A case of metastatic skin tumors of multiple myeloma

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説明

54歳,男性。初診の8ヵ月前にIgG-κ型多発性骨髄腫を発症し,当院内科で化学療法中であった。初診10日程前から頭部や体幹部に腫瘤が出現し,当科を紹介受診した。背部の紫紅色調腫瘤から生検したところ,真皮上層から皮下脂肪織浅層にかけてびまん性に異型な形質細胞の浸潤を認め,多発性骨髄腫の皮膚転移と診断した。全身化学療法に加え,皮膚浸潤に対し放射線療法を行い一部縮小したものの,すぐに追発し,多臓器浸潤を生じて,皮膚転移出現から約3ヵ月後に永眠した。

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