人間ドックにおける肥満の判定―BMIと体脂肪率併用による検討―

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  • Evaluation of Obesity in the Human Dry Dock - Combined BMI and Percent Body Fat-

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日本肥満学会は,1999年にBMIによる肥満の基準を改訂した。従来はBMI26.4以上を肥満としたが,新基準は25.0以上が肥満であり,その影響を調査した。その結果,肥満者は旧基準で15.2%に対し,新基準では28.0%に増加していることが判明した。当センターでは,BMI(新基準)と体脂肪率の併用により肥満のタイプ別判定を行っている。男性では両者共に高い“真性肥満” が20.2%,BMIのみが高い“みかけ肥満” が11.3%,体脂肪率のみが高い“かくれ肥満” は9.3%の順であった。<br>女性は,“ かくれ肥満” が17.0%と最も多く,次いで“真性肥満” は14.9%で,男性に多い“みかけ肥満” は僅か1.4%である。<br>性別の肥満タイプの違いとその臨床的意義については,今後検討を行い報告の予定である。

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