牛流行熱, イバラキ病およびアカバネ病ウイルスに対する中和抗体価のデータベース (1988-1989年) 作成と牛流行熱抗体調査成績の疫学的解析
書誌事項
- タイトル別名
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- Nationwide Survey Data on Bovine Ephemeral Fever, Ibaraki Disease and Akabane Disease Virus Antibody, and Epidemiological Analysis of Bovine Ephemeral Fever
説明
牛流行熱, イバラキ病及びアカバネ病ウイルスに対する中和抗体価の全国調査を1986年以降実施し, 86, 87年に引き続いて88, 89年の調査結果を集計し, データベースを作成した。また, その中の牛流行熱について, 4年間の抗体調査成績と88年秋に発生した牛流行熱の調査報告をまとめ, 疫学的解析を行なった。86, 87年の6月期には, 前年に予防液を接種された母牛由来の移行抗体が認められた。しかし, 8, 9, 11月期には, それが時間の経過とともに減衰する形をとった。いっぽう, 88年秋に牛流行熱が九州地方に発生した。9月期に抗体価陰性の牛が11月期には陽性に転じ, その流行を裏付けた。さらに, 89年は再び非流行年の形にもどった。しかし, 高知県では, 発生がなかったが, 9, 11月期に不顕性感染と思われる抗体陽性牛が出現し, 89年にも持続した。このことから牛流行熱の不顕性感染の形による小流行の存在が示唆された。
収録刊行物
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- 獣医情報科学雑誌
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獣医情報科学雑誌 1989 (23), 1-13, 1989
獣医疫学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204338852864
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- NII論文ID
- 130004292520
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- ISSN
- 18845614
- 09128913
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可