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- 佐伯 徹郎
- 山口大学
抄録
<p>雑音に対する心理的応答はあくまで人間の主観的判断に基づいており, 感覚量に対する言語表現そのもののあいまいさや, 人間の主観的判断に不可避的に付随するあいまいさを考慮することは基本的に重要である.このあいまいさに関してメンバシップ関数を導入することによって対処した後, 1)第2章:聴取雑音に対する心理的評価(音声聴取や読書等の精神活動を行わずに曝されている雑音のみに注意を払った場合の雑音に対する"騒々しさ"の心理的印象), および, 2)第3章:音声聴取時の外来雑音に対する心理的評価(講演や放送などの音声聴取といった精神活動をしているとき外来雑音が侵入した場合の雑音に対する"うるささ"の心理的印象)を推定または予測するための手法を提案した.さらに, 雑音(または音声信号と外来雑音)の振幅・周波数特性だけではなく文脈効果や履歴効果等をも考慮することにより, 予測精度の向上をはかった.</p>
収録刊行物
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- 日本ファジィ学会誌
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日本ファジィ学会誌 13 (2), 186-, 2001
日本知能情報ファジィ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204340429952
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- NII論文ID
- 110002939644
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- ISSN
- 24329932
- 0915647X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可