肥厚性脊椎硬膜炎により急速に四肢麻痺が進行した全身性強皮症/シェーグレン症候群オーバーラップの一例

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タイトル別名
  • A case of overlap syndrome with systemic sclerosis and Sjögren syndrome presenting acute progressive quadriplegia due to hypertrophic spinal pachymeningitis

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抄録

   強皮症,シェーグレン症候群にて治療中の61歳女性.頚部痛・四肢麻痺にて緊急入院.頚椎MRI にて頚髄の背側主体に硬膜肥厚および頚髄の圧迫を認めた.緊急で脊柱管拡大術が施行された.硬膜病理では線維性組織の増生とリンパ球主体の著明な細胞浸潤を認めた.自己免疫性疾患関連の肥厚性脊椎硬膜炎の診断となり,高用量ステロイド投与を行ったところ,硬膜肥厚の改善および四肢麻痺の改善を認めた.

収録刊行物

  • 臨床リウマチ

    臨床リウマチ 26 (3), 176-183, 2014

    一般社団法人 日本臨床リウマチ学会

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