稀な病変を有した悪性リンパ腫合併シェーグレン症候群の剖検2症例

DOI
  • 永渕 裕子
    聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
  • 伊藤 彦
    聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
  • 小泉 宏隆
    聖マリアンナ医科大学病理学
  • 風間 暁男
    聖マリアンナ医科大学病理学 相模原協同病院病理診断科
  • 高木 正之
    聖マリアンナ医科大学病理学
  • 山田 秀裕
    聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
  • 尾崎 承一
    聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科

書誌事項

タイトル別名
  • Two autopsy cases of Sjögren syndrome with rare malignant lymphoma lesions

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抄録

   子宮腫瘍と両側副腎腫瘍を呈した悪性リンパ腫(ML)合併シェーグレン症候群(SjS)の2剖検例を経験した.症例1:関節リウマチとSjS合併の83歳女性.下腿浮腫精査で子宮腫瘍を指摘.症例2:SjSの83歳男性.発熱精査で両側副腎腫瘍を指摘.2例共生検できず.剖検でびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の診断が確定した.MLによる子宮と副腎病変は稀で,SjSでの報告はない.SjSに合併する腫瘍の鑑別として重要と考え,報告する.

収録刊行物

  • 臨床リウマチ

    臨床リウマチ 28 (1), 75-81, 2016

    一般社団法人 日本臨床リウマチ学会

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