経尿道的膀胱腫瘍切除術 (TUR-Bt) の適応と限界

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タイトル別名
  • Transurethral Resection of Bladder Tumor (TUR-Bt) Indication and Bounds

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TUR-BtはT1までの表在性腫瘍が最も良い適応とされている。浸潤性膀胱癌やT1, grade3のような腫瘍は, TUR-Btの適応の境界領域で, 慎重に考えるべきといわれてきたが, その適応と限界を再確認することを目的とした。表在性膀胱腫瘍と診断し, TUR-Btを施行した患者185例を対象とした。腫瘍のgrade, 形態, 大きさ, 数, stageについて検討し, 5年非再発率について比較した。形態, 大きさ, grade, stageでは5年非再発生存率に差はなかった。数では多発例に有意に再発が多かった。Grade3, T1やT2の症例でも適切な補助療法を加えることにより, TURの適応と成る例があると考えられた。再発時にstage upするような症例ではすみやかに方針を転換し, 膀胱全摘も考慮にいれるべきと考えられた。

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