大腸癌早期 (術後1年未満) 死亡症例の検討

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  • Colorectal Cancer Patients Died within One Year after Surgery

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抄録

過去23年間 (1974年―1996年) に手術を行った大腸癌は1,174例で, 術後1年以内に死亡した133例 (11.3%) を検討した。これらの病期は, Dukes A : 10例 (7.5%), B : 9例 (6.8%), C : 26例 (19.5%), D : 88例 (66.2%) であった。Dukes Aでは6例が他病死, 4例が合併症にて死亡したが, B, Cにはそれぞれ2例 (22.2%), 14例 (53.9%) の再発死と, 6例 (66.7%), 4例 (15.4%) の他病死が含まれた。治療成績の向上には, curability (cur) A後の合併症に対する適切な管理に加え, Dukes Dにおけるcur B症例の増加が必須となった。

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