2ポートによる腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行したスピーゲルヘルニアの1例

  • 菅 淳
    山口県厚生農業協同組合連合会周東総合病院外科
  • 瀬山 厚司
    山口県厚生農業協同組合連合会周東総合病院外科
  • 松野 祐太朗
    山口県厚生農業協同組合連合会周東総合病院外科
  • 末廣 祐樹
    山口県厚生農業協同組合連合会周東総合病院外科
  • 井口 智浩
    山口県厚生農業協同組合連合会周東総合病院外科
  • 井上 隆
    山口県厚生農業協同組合連合会周東総合病院外科

書誌事項

タイトル別名
  • Two-port Laparoscopic Surgery in a Case of Spigelian Hernia

説明

<p>スピーゲルヘルニアは,腹直筋外縁より発生する腹壁ヘルニアで,全腹壁ヘルニアの0.1~2%と稀な疾患である1).今回われわれは,スピーゲルヘルニアに対して,腹腔内オンレイメッシュ法による腹腔鏡下ヘルニア修復術を2ポートで施行したので報告する.症例は84歳,男性.右下腹部痛・嘔吐を主訴に来院.腹部CT上,右腹直筋外縁より小腸の脱出とイレウスの所見を認めた.右側スピーゲルヘルニア嵌頓と診断し,用手的に還納後,待機的に腹腔鏡下修復術を施行した.手術は2ポートで施行され,右腹直筋外縁のヘルニア門を中心に半吸収性デュアルフェイスメッシュを展開し,吸収性タッカーで全周性に固定した.手術時間は59分.術後経過良好で,現在のところ再発は認められない.</p>

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

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