紀伊水道沖合海域におけるリンボウガイとハリナガリンボウの深度分布について

書誌事項

タイトル別名
  • Bathymetrical Distributions of Guildfordia triumphans and G. yoka in the Sea off Kii Channel
  • キイ スイドウ オキアイ カイイキ ニ オケル リンボウガイ ト ハリナガリン

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説明

1) リンボウガイは水深70∿80-290mの貝殻底, 礫底, 砂礫底など粗粒の堆積物に覆われた海底に生息し, その分布の中心は100m前後にあるらしい。2) ハリナガリンボウは水深200-500mの砂泥底や泥底に生息するが, 水深230-330mにおいて礫底より泥底に移行する砂礫泥底に分布の中心があって, リンボウガイとは明らかに住み分けていると思われた。3) これら2種の生息深度の境が, 海域の地形や底質分布によっては異なって, 急傾斜で粗粒な所ではより深部に移行している可能性が考えられた。

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