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- 功刀 浩
- 国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第三部
書誌事項
- タイトル別名
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- Depressive Disorder, Autistic Spectrum Disorder and Gut Microbiota
- ウツビョウ ・ ジヘイショウ ト チョウ ナイ サイキンソウ
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説明
うつ病は慢性ストレスを誘因として発症することが多いが,腸内細菌叢とストレス応答との間に双方向性の関連が示唆されている.動物実験によりプロバイオティクスがストレスに誘起されたうつ病様行動やそれに伴う脳内変化を緩和することが示唆されている.うつ病患者における腸内細菌に関するエビデンスはいまだに乏しいが,筆者らはうつ病患者においてLactobacillusやBifidobacteriumが減少している者が多いことを示唆する所見を得た.最近,プロバイオティクスがうつ病に有効であるという臨床試験の結果も報告されるようになった.自閉症スペクトラム障害においては,消化器症状を示す者が多いことが知られ,重症度とも相関することから,古くから腸内環境の関与が検討されている.患者の腸内細菌叢に関する検討では,ClostridiumやSutterellaなどいくつかの菌の変化が指摘されているが,結果は必ずしも一致していない.プロバイオティクスや便の細菌移植などの治療法が探られており,ASDの有効な治療法は殆どないことから,今後の発展が期待される.<br>
収録刊行物
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- 腸内細菌学雑誌
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腸内細菌学雑誌 32 (1), 7-13, 2018
公益財団法人 腸内細菌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204353281024
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- NII論文ID
- 130006321528
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- NII書誌ID
- AA11373504
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- ISSN
- 13498363
- 13430882
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- NDL書誌ID
- 028813325
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可