アシヒダナメクジの足腺の粘液に関する組織化学とその季節変化

書誌事項

タイトル別名
  • Histochemical Analysis of Mucus in Caudal Gland of Laevicaulis alte (FERUSSAC) and its Seasonal Variation (Pulmonata : Vaginulidae)
  • アシヒダナメクジの足腺の粘液に関する組織化学とその季節変化〔英文〕
  • アシヒダナメクジ ノ ソクセン ノ ネンエキ ニ カンスル ソシキ カガク ト ソノ キセツ ヘンカ エイブン

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説明

アシヒダナメクジの足腺から分泌される粘液の組織化学的研究を行ない又, 生活史の間における変化を見た。アシヒダナメクジの粘液腺は足の後端背側にあり, 腺は柱状の上皮細胞からなりこれから粘液を分泌する。成熟個体ではこの粘液は用いられたすべての組織化学的染色法によってよく染まったが, 幼若個体では染色反応は微弱であった。反応は性的成熟に伴い強さを増し, 成熟すると最大となる。粘液の成分は酸性粘液多糖と, 中性の粘液物質とサルファミュシンであった。これらの粘液物質の濃度は生活史中種々に変化をすることが判った。

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