書誌事項
- タイトル別名
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- Determination of tellurium and arsenic in crude oils by oxyhydrogen-combustion/iron (III) coprecipitation/graphite furnace AAS
- サン スイソエン ネンショウ ブンカイ テツ キョウチン ノウシュク コクエンロ ゲンシ キュウコウホウ ニ ヨル ゲンユチュウ ノ テルル オヨビ ヒソ ノ テイリョウ
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抄録
原油中に含まれるテルルとヒ素は石油精製の水添脱硫工程の触媒毒となるため,その含有量の把握は重要である.酸水素炎燃焼分解法,水酸化鉄共沈濃縮及び黒鉛炉原子吸光法の組み合わせによる高感度定量法を検討した.試料を酸水素フレーム内で燃焼分解し,有機態のテルルとヒ素をすべて無機態に変換する.これらを吸収液に捕集した後,塩化鉄溶液を加えて水酸化ナトリウムでpH 8に調整し,水酸化鉄沈殿を生成させる.この沈殿をミリポアフィルターでろ過後,塩酸に溶解して一定量とし,黒鉛炉原子吸光法で定量する.その際,鉄はマトリックス修飾剤としてテルルに増感効果をもたらした.本法を代表的な5種類の原油の分析に適用した.実試料を用いて求めた定量下限はテルルとヒ素共に1 ng/gであった.<br>
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 52 (7), 513-517, 2003
公益社団法人 日本分析化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204353677440
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- NII論文ID
- 110002905249
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3sXls1yiu74%3D
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- NDL書誌ID
- 6645058
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- NDL-Digital
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可