ジアステレオマー法の本質的問題点を解決した超高性能不斉識別法の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of highly potent chiral discrimination methods that have solved the Intrinsic Problem of the diastereomer method
  • ジアステレオマーホウ ノ ホンシツテキ モンダイテン オ カイケツ シタ チョウコウセイノウ フセイ シキベツホウ ノ カイハツ

この論文をさがす

説明

1848年ルイ・パスツールにより鏡像異性現象が発見されて以来,鏡像体の識別は自然科学研究において重要な研究課題の一つと成っている.近年,鏡像異性と生物活性の関係がますます重要と成っており,鏡像異性体の超高感度識別法の開発が求められている.鏡像体の識別に最も広く使われているジアステレオマー誘導体化法にはジアステレオマー中の不斉中心間が4結合以上離れると,識別が非常に難しいかむしろ不可能であるという問題点があった.この問題点は本質的なものであると考えられており,その解決は半ばあきらめられていた.著者らは独自の発想に基づいて蛍光性不斉誘導体化試薬類を開発し,この問題の一つの解決方法を開発した.<br>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 53 (8), 805-815, 2004

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (45)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ