光度滴定法による特殊鋼中のクロムの定量

Bibliographic Information

Other Title
  • コウド テキテイホウ ニ ヨル トクシュコウ チュウ ノ クロム ノ テイリョウ

Search this article

Description

光度滴定法は機器による滴定終点決定法として発達し,戦前すでに宗宮,平野らの広範な研究があるが,現代の進歩した機器工業分析における応用は意外なほど少ない.<BR>著者は螢光X線分析法による特殊鋼中のクロム定量に際し,標準試料のクロム値決定に行なった通常の過マンガン酸滴定法の終点が,着色溶液のためややもすると見にくく,クロム標準値に疑問を生じたので,この点を光電比色計を使用した光度滴定法により検討し,この方法の可能性を調べた.<BR>鋼中のクロムの光度滴定には,第一鉄を滴定試薬として紫外部(350mμ)で測定を行なう直接法が1件あるのみで,本報のような間接法は行なわれていない.

Journal

  • BUNSEKI KAGAKU

    BUNSEKI KAGAKU 10 (13), 1400-1402, 1961

    The Japan Society for Analytical Chemistry

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top