セプタムフリーガスクロマトグラフ用インジェクターの開発
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Septum-Free Injector for Gas Chromatography
- セプタムフリーガスクロマトグラフヨウ インジェクター ノ カイハツ
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説明
ガスクロマトグラフ(GC)は,大気,室内空気をはじめ環境試料中の悪臭,におい分析など幅広い用途で多用される分析装置である.GC装置は,キャピラリーカラムやマススペクトロメトリー検出器の開発に伴う分離,同定能力の向上後は,成熟した分析装置と見られることが多くなった.しかし,インジェクターのセプタムにシリコンゴムシールが使われている.このため,(1)使用温度に上限がある,(2)セプタムの汚染によるバックグラウンドの上昇や妨害ピークが発生する,(3)加熱脱着,熱分解分析などに専用の装置を必要とする,などの課題が残されている.これらの課題を解決するため,従来のキャリヤーガスライン外側にもう一層のガスラインを設け,このガスでキャリヤーガスシールする方法(セプタムフリーインジェクターと呼称する)を検討した.その結果,複雑なシール機構を必要としたインジェクター部の構造を簡略化でき,前述の課題を解決できることが分かった. <br>
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 54 (3), 221-226, 2005
公益社団法人 日本分析化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204355422464
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- NII論文ID
- 110002910049
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2MXisVynsbk%3D
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- HANDLE
- 2297/24841
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- NDL書誌ID
- 7276776
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- NDL-Digital
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可