フローインジェクション分析/溶媒抽出を利用する医薬品及び環境汚染物質の高感度分析

書誌事項

タイトル別名
  • Sensitive and selective flow-injection analysis coupled with solvent-extraction for the determination of pharmaceuticals and environmental pollutants
  • フローインジェクション ブンセキ ヨウバイ チュウシュツ オ リヨウ スル イヤクヒン オヨビ カンキョウ オセン ブッシツ ノ コウカンド ブンセキ

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抄録

二塩基酸色素とキニーネ又はキニジンとの共抽出,テトラブロモフェノールフタレインエチルエステルやマラカイトグリーンとの会合体抽出を利用して,第四級アンモニウム塩や界面活性剤を定量するための溶媒抽出/フローインジェクション分析システムを検討した.抽出試薬を含む有機溶媒を用い強塩基性下かつ低濃度試薬で抽出することにより第四級アンモニウム塩に対する選択性が向上した.アミン類からの妨害を抑制する目的で温度制御が可能なフローセルを開発した.また有機層を高回収するための相分離器を数種作製し,その機能の高揚を図った.それらの中で優れた相分離機能を有する相分離器を用いて医薬品,環境汚染物質の分析に応用し,高感度で選択的かつ迅速なフローシステムの構築を行った.<br>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 53 (4), 233-244, 2004

    公益社団法人 日本分析化学会

参考文献 (74)*注記

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