書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Protein A-Affinity HPLC Analysis System for the Quantification of Human Monoclonal Antibody (hMab)
- Protein Aアフィニティ HPLC ニ ヨル コウタイ ノ コウソク テイリョウケイ ノ カクリツ
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説明
モノクローナル抗体医薬品の製造プロセスの構築と妥当性検証のためには,多数のサンプルを迅速に分析することが求められる.本研究では,試料として組換え完全ヒト抗体を発現しているCHO細胞の培養上澄みを用いてProtein AアフィニティHPLCの諸条件を検討し,抗体の自動高速定量法を確立した.パーフュージョンタイプのProtein Aカラムを用い,流速30.1 cm/min(線速度)で,300 mM塩化ナトリウム溶液を含む50 mMリン酸ナトリウムpH 7.0から同溶液pH 2.8へのステップワイズ溶出でクロマトグラフィーを行った.溶出液組成の検討により,抗体溶出ピークのリーディングと,カラムへのタンパク質残存量を低減することができた.本分析法によって,1サンプルあたりの分析時間は2~2.5分間となり,1時間に24~30サンプル処理することが可能となった.また,1000回の分析ごとにカラム洗浄を行うことによって,少なくとも3000回の分析が可能であり,分析系の繰り返し精度・耐久性も確認された.
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 59 (3), 225-232, 2010
公益社団法人 日本分析化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204356211456
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- NII論文ID
- 10025981271
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3cXltFKrtrw%3D
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- NDL書誌ID
- 10612850
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可