キレート配位子存在下での海洋植物プランクトン培養液中の鉄化合物のサイズ分画
書誌事項
- タイトル別名
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- Size fractionation of iron compounds in phytoplankton cultures in the presence of chelating ligands
- キレート ハイイシ ソンザイ カ デ ノ カイヨウ ショクブツ プランクトン バイヨウエキ チュウ ノ テツ カゴウブツ ノ サイズ ブンカク
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抄録
放射性トレーサー55Feを含む海水培地中の鉄を限外ろ過フィルターを用いてサイズ別に定量し,海洋植物プランクトンの培養中における鉄の存在形態の解析を行った.キレート配位子を含む培地中では,培地中に存在する鉄は主にコロイド態鉄及び真の溶存態鉄であり,粒子態はわずかであった.植物プランクトンの培養液における鉄のスペシエーションを測定したところ,時間の経過とともにコロイド態が減少し粒子態が増加した.培地中におけるコロイド態鉄の濃度が植物プランクトン細胞表面への取り込み量に相関が見られたことから,植物プランクトンは鉄の供給源として主にコロイド態鉄を利用している可能性が高いと考えられる.<br>
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 53 (11), 1215-1221, 2004
公益社団法人 日本分析化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204356332928
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- NII論文ID
- 110002909975
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2cXhtVWjtbjF
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- HANDLE
- 2297/24817
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- NDL書誌ID
- 7149250
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- NDL-Digital
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可