骸炭用石炭の熱的諸性質に關する研究 (下)

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説明

粘結性ある石炭必ずしも堅き骸炭な生ずるものに非ず、石炭の加熱に際し如何なる温度に於て鐵熔鑛爐に使用し得らるゝ如き堅實なる骸炭な生ずるものなるや即ち骸炭焼成温度の決定、焼成温度と其時間との關係、種々の温度に於ける瓦斯及びタールの溜出量、骸炭化の行程中に起る熱化學的の反應並びに骸炭爐内と類似の状態の下に於ける石炭の熱傳導率等使用石炭の熱的諸性質を知るに非らざれば骸炭用としての適否存決定する事能はざるは勿論延いては骸炭爐の数率の増加なも期待し得ざるや言を俟れず、故に本研究に於ては上記未知の各項な明かにし鐵熔鑛爐用骸炭製造上の基礎を確定せんとするの目的を以て本邦に於ける代表的骸炭用石炭四種、支那産石炭一種及び我製鐵所熔鑛爐用骸炭原料配合炭一種合計六種を選定し實驗を行ひ次の結果を得たり

収録刊行物

  • 燃料協会誌

    燃料協会誌 9 (6), 615-631, 1930

    一般社団法人 日本エネルギー学会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204357705984
  • NII論文ID
    130003824987
  • DOI
    10.3775/jie.9.615
  • ISSN
    2185226X
    03693775
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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