硫黄同位体比から見た大気降下物中硫黄の供給源-新潟県の場合-

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タイトル別名
  • Source of Sulfur in the Atmospheric Deposits in View of Sulfur Isotopic Variations-A Case Study in Niigata Prefecture, Japan-
  • イオウ ドウイタイヒ カラ ミタ タイキ コウカブツチュウ イオウ ノ キョウ
  • Special Articles on Global and Regional Environment and Chemistry. Source of Sulfur in the Atmospheric Deposits in View of Sulfur Isotopic Variations. A Case Study in Niigata Prefecture, Japan.

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新潟県における大気降下物中硫黄の同位体比(34S/32S)測定を行い,その季節変動などの特性および人為活動に由来し発生する硫黄の同位体比との関係などについて検討した。新潟県内3地点(海岸部,平野部,出間部)で採取した大気降下物中硫黄の同位体比は+0.9~+12.3‰の範囲にあり,冬季に高く夏季に低い明確な季節変動を示した。また同時に測定した大気降下物中のナトリウムイオン,硫酸イオンの濃度から求めた海水以外に由来すると考えられる硫黄の同位体比も冬季に高い傾向を示した。一方,工場排ガス中の硫黄と海水以外に由来すると考えられる硫黄の同位体比分布は異なっており,これらのことから本県の大気降下物中には海水,県内工場排ガス以外に由来する硫黄が含まれていることが確認された。

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被引用文献 (24)*注記

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